大阪発!長く使える革製品が魅力のブランド「Munekawa」とは?

大阪発!長く使える革製品が魅力のブランド「Munekawa」とは?

大阪の大国町にて、直営店兼製作アトリエを構える「Munekawa(ムネカワ)」。

「長く使ってもらうこと」をコンセプトに、心豊かになれる革製品の製作・販売を行なっています。

今回は、「株式会社MUNEKAWA」の代表である宗川佳弘さんに、インタビューの機会を頂戴しました。

株式会社MUNEKAWA
代表 宗川佳弘さん
  • 幼い頃からものづくりが好きで、学生時代からレザークラフトを開始
  • 1999年 革製品の製造販売を生業にすることを決意
  • 個人での製作・販売期間を経て、「株式会社MUNEKAWA」を設立
  • 現在は、大阪大国町に直営店兼製作アトリエを構え、レザーアイテムの製作と販売をしながら環境への取り組みも積極的に行なっている

長く使えるアイテムの秘密や環境への取り組みなど、「Munekawa」の魅力が満載のストーリーです。

ぜひご覧ください。

目次

「Munekawa」で主に使用している「ブッテーロ」はどんな革?その特徴と魅力

「Munekawa」で主に使用している「ブッテーロ」は、イタリアの皮革産業の中でも特に有名な革です。

植物タンニン鞣しの牛革で、革の種類としては「ヌメ革」に属しています。

繊維質が詰まっており、馴染んでも繊維がほどけすぎないため、よい経年変化を味わえるのが特徴です。

使い込むうちに革の表情が変化していく様子を、存分に楽しむことができますよ。

染料を用いた染色を行なっているため、革らしさが残されつつも非常にきれいな仕上がりとなっています。

「“長く使ってもらえる”というところに紐づくのですが、繊維質の部分がしっかり絡み付いているものを使いたいと思って革を選んでいます」

「Munekawa」では、「ブッテーロ」の繊維密度をより高めるために、さらなるオリジナル加工を実施。

高温・高圧でプレスを加えることにより、もともとのマットな質感から銀面に自然な光沢が表れ、高級感のある艶感を生み出しています。

製品を長く愛用するための工夫が施されている点が、他にはない「Munekawa」ならではの「ブッテーロ」の魅力です。

「Munekawa」の公式サイトでは、実際に商品を愛用されている方々のエイジングの様子を見ることができますよ。

時を重ねて、美しく経年変化した「ブッテーロ」の表情をぜひご覧になってみてくださいね。

\高級レザー「ブッテーロ」を使用/

「Munekawa」はどんなブランド?「長く使ってもらうこと」に向けられた情熱

「Munekawa」は、ジャパンメイドのオリジナル革製品ブランドです。

創業当時から変わらず、お客さんはもちろん、作り手側であるスタッフも心豊かになれるものづくりを行なっています。

「長く使ってもらうこと」がブランドのコンセプトである「Munekawa」には、細部までこだわり抜かれた魅力的なレザーアイテムが豊富です。

現在は、大阪の大国町にて直営店兼製作アトリエを運営しています。

お父さんが革の卸業をされていた関係で、小学生の頃から革に触れる機会があったという宗川さん。

自然とものづくりが好きになり、職人への憧れを抱くようになった宗川さんですが、学生時代は体育教師を目指されていました。

しかし、教育実習をきっかけに改めて将来について考え、悩みながらも革職人を生業にしていく決断をされます。

「安定した仕事とか、いろんなことを考えてすごく悩んだんですけど、結局何をやっても確かなことはないなと思って、それなら好きなことをやろうと決めたんですよ」

革職人としての道を歩み始めた宗川さんは、製品を作ってはフリーマーケットにて販売していました。

やがて、セレクトショップを始めようと思っている方からお声が掛かり、製品を卸すようになります。

そうした日々の中、この状況でもし自分や家族に何かがあった時に仕事が回らなくなってしまうと、一人で仕事をすることに危機感を覚えた宗川さんは、会社の立ち上げを決意。

今では、「Munekawa」への愛と情熱に溢れたスタッフの皆さんとともに、購入されるお一人おひとりに長く使っていただけるよう思いを込めて革製品の製作をしています。

「愛着を持ってもらえるものにしていきたいし、そのためには長く使ってもらうことが必要なので、機能と見た目と強度のバランスをすごく大切にして作っていますね」

製作をする上で、「長く使ってもらうこと」がすべての判断基準の真ん中にあるという宗川さん。

直営店兼製作アトリエでは、ご要望により「Munekawa」の作業工程を見学することができます。

購入アイテムの修理は、ホックの交換など、その場ですぐにできそうな修理については当日中の対応が可能です。

ご来店が難しい場合は、配送でも修理の対応をしてもらえますので、どうぞお気軽にご相談くださいね。

株式会社MUNEKAWAの会社情報

「Munekawa」の人気&おすすめ商品は?新発売のL字ファスナー長財布も紹介!

「Munekawa」のいちばんの人気商品は、L字ファスナーのお財布「Cram(クラム)」シリーズです。

「詰め込む」という意味がある「Cram」は、薄型のL字ファスナーながらも非常に収納力に優れています。

いちばん人気のL字ファスナー「Cram(クラム)」。

そんな大人気の「Cram」の新作が、2024年3月2日に発売されました。

キャッシュレス化が進む現代では、ミニサイズのお財布の人気が高まっていますよね。

小さなサイズ感も捨てがたいけれど、やはり長財布が使いたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新発売の「Cram long(クラムロング)」は、そうした要望をしっかり叶えてくれるL字ファスナー長財布です。

L字ファスナー長財布「Cram long(クラムロング)」。

何度も試作をくり返し、スタッフが交代で使い心地を確かめ、構想から完成までに約1年かけてたどり着いた究極の長財布ですよ。

コンパクトでありながらも大容量なので、現金をメインで使う方にもおすすめです。

紙幣とコインが約30枚ずつ入ります。
豊富なカードポケットには約16枚収納できますよ。

また、封筒型長財布の「Encase(エンケース)」も非常に人気があります。

封筒型の長財布「Encase(エンケース)」。

「Encase」は、「おもてなしセレクション」にて金賞を受賞した、デザイン性と機能性に優れた商品です。

実際に愛用されている方からは、「シンプルで使いやすい」「おしゃれだねとよく言われます」とのお声が上がっています。

金具が使用されておらず、薄く持てるお財布なので、ポケットやスーツの胸元にもスッと馴染みますよ。

同じ色合いのお財布でも、形状によって雰囲気が異なります。

「Munekawa」の商品は、直営店、公式オンラインストア、取扱店舗、百貨店の催事などでご購入いただけます。

直営店または公式オンラインストアでは、販売されているすべてのアイテムをご覧になることが可能です。

毎年7〜8月には、革財布・革小物のオーダー会も実施しています。

選りすぐりの素材やカラーの中からセレクトした、とっておきのお財布をオーダーすることができますよ。

毎回足を運ばれる方がいらっしゃるほど人気のイベントですので、ぜひチェックされてみてくださいね。

\大人気のL字ファスナーが豊富/

「株式会社MUNEKAWA」の環境への取り組みとは?さまざまな面でのアプローチ

「株式会社MUNEKAWA」は、「長く使ってもらうこと」への思いを大切に、環境への取り組みを行なっています。

石油や石炭などの化石燃料を利用しない、植物由来の資源を燃やし電気を供給している電力会社を選び、ミシンなどの製作に使用する機械もすべてその電力によって稼働。

ガスを使わずに電気でお湯を沸かしたり、建物のガラス扉を二重サッシにするなどできるだけ電力消費をおさえて、二酸化炭素の排出を減らすための工夫もしています。

こうしたものづくりの過程における環境へ向けられた意識は、「株式会社MUNEKAWA」ならではのものです。

「株式会社MUNEKAWA」は、日々の取り組みに加えて、さまざまな面で環境に対するアプローチを行なっています。

たとえば、お店の紙袋や梱包資材、スタッフの名刺に至るまで、使用している紙類はすべてリサイクル紙の純度の高いものです。

パッケージも、化学繊維のものは使わずにコットンの巾着袋に変えるなど、より実用性の高いものにシフトしています。

「商品をお店からご自宅へ運ぶためだけでなく、可能な範囲で繰り返し使ってもらえるようなパッケージを選ぶようにしていますね」

「株式会社MUNEKAWA」では、コストよりもお客さんのことをいちばんに考え、その思いを環境負荷をなるべく減らすための行動に変えています。

また、「株式会社MUNEKAWA」は、脱炭素社会に向けた取り組みを行なっている「POW(パウ)」のサポーターとして活動を応援しています。

「POW」は、スノーボーダーやスキーヤーなど、スノーコミュニティで活躍する方々によって立ち上げられた団体です。

「僕たちも、自分たちが排出しているであろう二酸化炭素をオフセットするために、少しだけですけど売上の一部をそちらに寄付しています。それと、一人一人ができる活動として、ペットボトルを買うのではなく、マイボトルを携行することをすすめています」

地球温暖化を防ぐための環境活動に役立ててもらえたらという思いで、毎月の支援を続けています。

革製品を長く愛用していくうちに、不具合が起きたり壊れたりすることがあるかもしれませんよね。

「Munekawa」の商品は、万が一の時でも必ず修理ができるよう、緻密に計算されて作られています。

一枚の革からできるだけパーツを大きく取り、また縫製数を極力減らすため、飾りのステッチは入れていません。

「使用により、傷んでくる箇所は修理もしやすいように作りますし、そもそも修理ができないものは作らないようにしていますね」

職人にしかできない「壊れないための工夫」を凝らし、長く使ってもらえる革製品を製作することもまた「株式会社MUNEKAWA」の環境への取り組みの一つです。

\壊れない工夫がいっぱいの革製品/

「株式会社MUNEKAWA」まとめ:サステナブルな未来へ繋がる思い

「株式会社MUNEKAWA」のさまざまな取り組みと商品の魅力について、お分かりいただけたでしょうか。

「いい革製品をとにかく長く使ってもらうということが、サステナブルなところにも紐づいてくるのかなと思います」

宗川さんはインタビューの最後に、環境保全にも繋がる革製品への思いと、職人側としての意識について語ってくださいました。

革は、食肉の副産物として得られることが一般的である、非常にエコな素材です。

「作り手のほうもそれをしっかり分かって材料を使っていかないと、無駄にしてしまったり、“このくらいいいか”と捨ててしまったりするので、何を作っているかも意識していかないといけないですよね」

「Munekawa」には、宗川さんやスタッフの皆さんが心を込めて製作した、長く愛用していける革製品が揃っていますよ。

ぜひ、日常に寄り添い続けてくれるお気に入りのアイテムを見つけてみてくださいね。

今回は、「株式会社MUNEKAWA」の代表である宗川佳弘さんにインタビューさせていただきました。

お忙しい中貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

\長く愛用できるアイテムが見つかる/

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