圧倒的な商品ラインナップを誇る浅草革小物「Kanmi.」。
「がま口」の革小物を中心に、おしゃれで可愛いオリジナルアイテムを製作・販売しています。
「木玉(きだま)」を使った「がま口」バッグは人気ドラマにも登場し、多くの反響を呼びました。
今回は、「株式会社Kanmi」の代表取締役である石塚由紀子さんに、インタビューの機会を頂戴しました。
- 2000年 東京・浅草に「kanmi.」を 立ち上げる
- 2004年「Kanmi.」 台東デザイナーズヴィレッジに入居
- 2007年「Kanmi.」 雷門にてアトリエSHOPを開く
- 2016年「Kanmi.」 新店舗オープン
- 2017年「Kanmi.」 新社屋完成
「Kanmi.」にしかない魅力がたくさん詰まったものづくりのストーリーです。
ぜひご覧ください。
「Kanmi.」の「木玉がま口」とは?その特徴と魅力的なアイテムについて
シンプルな可愛さで多くの人から愛されている「Kanmi.」の「がま口」。
お財布からバッグまで、カラーバリエーションを含めると400種類以上ものアイテムが揃えられています。
特に、つまみが桜の木でできている「木玉がま口」のシリーズは「Kanmi.」ならではのもの。
やさしい手ざわりの「木玉」と革がともに経年美化し、味わいを増していくのが特徴です。
傷がつきにくく丈夫な桜の木でできている「木玉」は金属との相性もよく、気持ちのいい開け閉めを楽しめます。
「Kanmi.」で使用されているのは、レザーの一大産地である姫路のものを中心に、国内のタンナーでなめされた革がほとんど。
素材そのものの風合いと、なじみのよさを感じられますよ。
使いやすさ抜群で見た目も可愛い「Kanmi.」の「がま口」バッグ。
「持ち歩いているうちにパカっと開いてしまったらどうしよう」とつい心配になりませんか?
「Kanmi.」には、そんな心配を吹き飛ばしてくれるアイテムがあるんです。
その名も「がま口キーパー(口金キーパー)」。
「Kanmi.」が特許を取得している、唯一無二の便利なアイテムです。
バッグにつけたときの安心感だけでなく、さりげない可愛らしさも演出してくれます。
このキーパーを使うことで、「がま口」バッグでのお出かけも気兼ねなく楽しむことができますよ。
\「木玉がま口」についてもっと知りたい/
「Kanmi.」はどんな会社?大好きなものづくりで独立
「Kanmi.」は、2000年に東京・浅草で創業しました。
アクセサリーの製作・販売から始まり、現在は皮革製品をメインにオリジナルブランドを展開しています。
洋裁が得意なお母さんの影響で、幼い頃からものづくりが大好きだったという石塚さん。
「Kanmi.」を立ち上げる前は、アクセサリー関係のお仕事をされていました。
当時、石塚さんがお付き合いされていた現在のご主人は、革の抜型を作る職人さん。
石塚さんがちょうど独立してみたいと思っていたタイミングで、ご主人から「やってみれば?手伝うよ」と前向きな言葉をいただき、「Kanmi.」の創業に至ります。
それから数年後にはご主人も加わり、夫婦二人三脚で「Kanmi.」を運営されるようになりました。
靴屋さんがひしめく浅草では、靴底の余りの革が置かれていたり、落ちていたりすることもしばしば。
石塚さんは革製品にも興味を持つようになり、独学で勉強しながらレザーアイテムの製作を開始します。
製作を始めてまもない頃は、近所の革屋さんで素材を購入していました。
しかし、主に切れ端の革を取り扱っていた革屋さんでは、次に同じものが買えないという悩みに直面。
石塚さんはさまざまな革屋さんをハシゴして、使いたい革を見つけては店主に相談し購入、製作を繰り返します。
こうした石塚さんの行動力と情熱が、浅草革小物「Kanmi.」の土台を作り上げていったのです。
「女性でも使いやすい、可愛いけどシンプルな革製品を作りたい」
当初からこの意識を大切にものづくりを続けている石塚さん。
高校生の頃から好きだった「がま口」への想いも形になり、今では多くの方に愛用されるようになりました。
現在は、ご主人とスタッフ、看板猫のどらやき部長と一緒に「Kanmi.」での日々を歩まれています。
公式サイトには、漫画家上野うねさんによる「Kanmi.」の誕生秘話がわかる漫画もありますよ。
「Kanmi.」での愉快な日常も描かれていますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
- 住所
- 本社・アトリエ:〒111-0034 東京都台東区雷門1-1-11
- ショップ:〒111-0034 東京都台東区雷門1-2-5
- Official Website
「Kanmi.」のおすすめ&人気商品は?あのドラマでも話題のバッグ
「Kanmi.」イチ押しの商品は「木玉がま口」。
月曜ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』でも使用され、話題になりました。
桜の「木玉」という日本らしさがあり、海外の方からもたいへん喜ばれている商品です。
「Kanmi.」には、バッグや革小物からアクセサリーまで、約1300種類のアイテムがあります。
お気に入りのアイテムを探せることはもちろん、大切な方へのプレゼント選びにも最適です。
「Kanmi.」の商品は、浅草の直営店のほか、各地域のお取り扱いショップ、「Kanmi.」公式オンラインストアで購入できます。
直営店の近くにある浅草のアトリエでは、看板猫のどらやき部長も楽しく働いていますよ。
素敵なアイテムやスタッフとともに、多くの方のご来店を心待ちにしています。
\約1300種類のアイテムを見てみる/
「Kanmi.」の商品を長く愛用するには?エイジングや「がま口」の調整について
「Kanmi.」の革製品は、定期的にお手入れをすることで美しい艶が出てきます。
飴色になるヌメ革のようなエイジングではなく、艶による光沢を楽しめるのが「Kanmi.」のレザーの魅力。
ものによって、色が濃くなったり白っぽくなったりという変化はありますが、傷んで摩耗してしまうことはありません。
「Kanmi.」では、毎月3日を「レザーケアの日」と決めて、ケアに関する発信を行なっています。
ケア用品も豊富に取り扱われているため、それぞれのレザーアイテムに合ったお手入れ方法を知ることができますよ。
また、口金の緩みは自分で調整することもできます。
「自分で調整するのはちょっと怖い」という方は、「Kanmi.」公式サイトの修理依頼フォームから依頼が可能です。
経年で口金が折れてしまった場合や、落として歪んでしまった場合などには、交換対応も行なっています。
アフターフォローも充実していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
なお、「Kanmi.」公式YouTubeチャンネルでは、ケア方法や「がま口」の修理方法についてもわかりやすく解説されています。
ぜひ参考にされてみてくださいね。
\メンテナンスのこともっと知りたい/
「Kanmi.」まとめ:革のひとつひとつを大切にする心
「Kanmi.」ならではのものづくりの魅力について、お分かりいただけたでしょうか。
動物の命を無駄にせず、余すところなく使っている革はサステナブルな素材です。
「革も、お腹のところは柔らかい、お尻はちょっと硬い、首は筋が入っているなど人間と一緒なんですよね」
それもふまえつつ「Kanmi.」の商品やレザー製品を見ていただけるとすごくいいなと思います、と石塚さんはインタビューの最後に語ってくださいました。
革のひとつひとつを大切にしながら製作されている「Kanmi.」のレザーアイテム。
石塚さんたちの真心が込められた革小物は、やさしく可愛く私たちの日常に寄り添ってくれます。
今回は、「株式会社Kanmi」の代表取締役である石塚由紀子さんにインタビューさせていただきました。
お忙しい中貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
\「Kanmi.」のアイテムでハッピーな毎日を/