「CxC Leather」は2016年に有馬様ご夫婦で革小物の製作販売を始めたことをきっかけに設立されました。
ハンドメイドならではのオーダーシステムや公式HPに搭載されているカラーシミュレーション機能を活かした、お客様が自分だけのアイテムを手に入れられるサービスがとても魅力的なレザーブランドです。
今回は「CxC Leather(シーバイシーレザー)」の有馬 宏樹様・有馬 雪乃様ご夫婦にインタビューの機会をいただきました。
- 2016年に夫婦で革小物の製作、販売を開始
- 時代を超える確かな素材、品質にこだわり、1つずつハンドメイドで製作
- 2017年に脱サラし、革製品のカスタマイズ専門店として独立
- 2019年より、カラーシミュレーションが可能な自社サイトをオープン
人とのつながりを大切にしながらものづくりをし続ける「CxC Leather」の魅力満載のストーリーです。
ぜひご覧ください。
「CxC Leather」人との縁がつないだブランド設立経緯
「CxC Leather」が設立される前から、ハンドメイドで革小物を作っていたという有馬さん。
当時働いていた古着屋でバイカーウォレットを作り始めたのが、革との出会いだったとのこと。
「20代の頃に古着屋で働いていたのですが、その時に当時はやっていたバイカーウォレットを自分で作って販売したいと思ったのが革との出会いでした。そのあと古着屋を辞めてサラリーマンになり、革からは離れていました。」
20代の頃に革との出会いを果たした有馬さんでしたが、古着屋を辞めてからは革との接点はあまりなかったとのこと。
しかしその後、ハンドメイドで作ったアイテムをハンドメイドサイトで出品したことが大きな転機となります。
「しばらくは趣味程度で触ったり触らなかったりという時期が続いたのですが、8年前くらい前に革小物をハンドメイドで作ってヤフオクに出品していたんです。妻が革に興味を持ち始めたのがこの頃です。自分好みに作った本革のリボンが可愛く出来上がり、ちょうどその頃にハンドメイドサイトの『minne(ミンネ)』や『Creema(クリーマ)』が流行り始めて、そこで販売してみたら思いがけない反響をいただくことができました。」
「私の同級生が大阪でファクトリーショップの革小物専門店をオープンした時期も重なり、その人と協力して様々なアイテムを出したらたちまちヒットしました。1年くらいで人気作家ランキングに入れるようになり、サラリーマンと兼業では手が回らなくなったので翌年には辞めて、それからは革一本でやっています。」
ご友人との縁や、ちょうどハンドメイドサイトが流行したという時期も重なり、生み出したアイテムは続々とヒット。
クオリティの高さも相まって、始めて1年間ほどで人気作家ランキングに入るようになりました。
それからものづくりを本業とし、現在に至ります。
\ ハンドメイドで作られる革アイテム /
「CxC Leather」ならではのサービス”カラーシミュレーション”
「CxC Leather」といえば、カラーシミュレーションとオーダーメイドカスタムが大きな特徴です。
カラーシミュレーション搭載の背景には、仲の良いご友人の力添えがあったといいます。
「友人にシステム系の仕事をしていた人がいて、その人の協力もありサイトに搭載することができました。先ほどお話ししたファクトリーショップを運営している友人もそうですが、周りに恵まれながらやっているという感じですね。」
カラーシミュレーションを利用することで、購入前に様々な色の組み合わせを試すことができます。
自分の思い通りに色を組み合わせたアイテムは、まさしく自分だけのアイテムになるでしょう。
「私共の名前の由来でもありますが、『CxC Leather』はカラーとカラーを自由に組み合わせて作るというコンセプトでやっていまして、お客様だけの商品を購入していただくというのを大事にしています。なのでブランド刻印も押していないんです。」
「会員登録をしていただくと500円分のポイントを差し上げています。そのポイントを利用して革のサンプルを購入することができますので、革の質感や色味に不安を感じる方は会員登録をしていただければ実質無料でサンプルをお手に取ることができますよ。」
カラーシミュレーションだけでなく、実際に実物の革を確認したいという方は、公式HPから革のサンプルを購入することができます。
革のサンプルを購入するには500円かかりますが、会員登録をすることでもらえる500円分のポイントを利用することで実質無料で購入することができるのです。
購入前に色味を実物で確認したいという方は、ぜひ会員登録をしてみてはいかがでしょうか。
\ 自分好みのアイテムをオーダーできる(会員登録はこちらから) /
「CxC Leather」人気商品のスマホケース・ペットグッズ
「私どもの商品の中では『スマホケース』が人気商品です。ハンドメイドで作っているので、古い機種から最新の機種までひとつずつ作れます。なので土台になるケースさえ手に入れば、どのケースでもお客様の好きな色を組み合わせて作ることができるんです。」
「CxC Leather」の人気商品である「スマホケース」。
ハンドメイドで作られるため、元となるケースさえあればどの機種でも作成してくれる点が大きな特徴です。
豊富な色の中から好きな色を組み合わせることで、自分だけのスマホケースを手に入れることができます。
また「CxC Leather」ではペットグッズの取り扱いにも力を入れています。
ペットグッズを作るようになった経緯についてもお伺いしました。
「5年ほど前にトイプードルを家族に迎えまして、その当時に散歩グッズや首輪を探していました。ですが思い通りのものが見つからなかったので、自分たちで作ってみようというところから始まりました。そうしたら結構かわいいのができたので、色の組み合わせや名入れをできるようにしたらもっと可愛がることができるんじゃないかなと思ったのがきっかけですね。」
「お散歩バッグと合わせたりと、ペットグッズは今後も力を入れていこうと思っていて、僕たちの顔としてやっていきたいと考えています。」
首輪やリード、ハーネスなど、現時点でも豊富な品揃えですが、今後はより力を入れていくとのこと。
幸せなペットライフを彩るために、「CxC Leather」のアイテムを取り入れてはいかがでしょうか。
\ ペットとの幸せな生活を彩るアイテム /
「CxC Leather」が大切にする”感謝の気持ち”とは
「CxC Leather」が大切にしているこだわりについてお聞きしました。
「お客様が私たちの商品を求めてくれている結果、僕たちがやりたい仕事をさせてもらっているので、その感謝の気持ちを忘れないようにしています。」
もともとは趣味で始めた革製品のハンドメイド。
お客様からの支持や反響もあり、今ではひとつの事業になるまで大きくなりました。
お客様がいるからこそ、自分たちがやりたい仕事をできているということを忘れずに、常に感謝の気持ちを持っていると語っておられました。
「生き物の素材を使っている限り、傷やシワがあるので均一な商品ができません。ですがカラーサンプルをお渡ししたりカラーシミュレーションで色の違いを見ていただいたりして、『思ったものと違った』ということにならないように気を付けています。アフターケアなども含めて、お客様に寄り添ってお客様目線で仕事をすることを常々大事にしています。」
また革を扱う仕事は、命をいただいてその素材を扱わせていただくということ。
そんな仕事をする上で、いただいている命に対しても感謝の気持ちを持っていると語っておられました。
「限られた資源の中から命をいただいて商売をさせていただいているので、感謝の気持ちを持ちながら素材を無駄なく使うことを大切にしています。創業から必要なものを必要な分だけ消費するというオーダーにこだわっていて、革業界に対して自分たちができることを、現実から目を背けずに継続していきたいというのが今の思いです。」
限られた資源だからこそ、絶対に無駄にはしない。
必要なものを必要な分だけ消費することにこだわり、未来につながる革製品づくりをこれからも続けていきます。
\ 常に感謝を忘れないものづくり /
「CxC Leather」まとめ:お客様と製品が出会う”店舗”をつくる
インタビューの最後に、「CxC Leather」の今後の展望についてお聞きしました。
「滋賀県の豊郷町というところに住んでいるのですが、豊郷町の駅前通りに店舗の建設を行っています。オーダーメイドや革を選んでもらうというのを、いつかお客様と対面で話し合えるようにしたいというのは我々二人の夢でした。」
今はオンラインショップのみでの販売となっていますが、今夏より店舗での販売も開始されます。
「CxC Leather」は豊富なカラーを自由に組み合わせられるオーダーシステムが特徴です。
店舗で話し合いながら実際に革を見てオーダーすることで、よりお客様のイメージ通りにものづくりをすることができるでしょう。
「ちょうどその駅前通りが再開発をしていたこともあり、店舗を一から建てようということになりました。ここから我々のものづくりを発信していくことが今後の展望です。」
また「CxC Leather」では、2024年の元旦に起こった能登半島地震への支援活動をしています。
こちらについても、インタビューでお聞きしました。
「2024年の元旦に地震が発生しまして、その時は妻の実家である新潟県長岡市にいたのですが、僕たちも初めて経験するような揺れで怖さを感じました。その時に子供たちが寄付をしたいだとか消防隊や警察官になりたいと言うようになって、大人の僕たちも何かできないかなってところがきっかけでした。」
「CxC Leather」では能登半島地震への支援として、「リボンキーリング活動」を行っています。
「CxC Leather」のブランドモチーフであるリボンをあしらったレザーキーホルダーを1,000円で購入することで、その全額を日本赤十字社を通して募金する形で寄付できるのです。
「リボンキーリング活動は、私共のブランドモチーフである『リボン』に人々の縁を結ぶという思いを込めて取り組んでいます。」
多くの人の縁が繋がって生まれた「CxC Leather」。
その縁を通じて、能登半島地震で被災された方々への支援を行っています。
身近なところで結ばれた縁は、やがて多くのお客様との縁を結び、そして更なる大きな縁を結ぶまでになりました。
「CxC Leather」は、これからも多くの人との縁を結び、そのつながりに感謝しながら、ものづくりを続けていきます。
\ これからも人との縁を繋ぎ続ける(能登半島地震被災者支援活動) /