革マニアに愛される二宮五郎商店の人気の秘密は？素材へのこだわりが凄すぎる?!東京の老舗レザーメーカーの魅力を大解剖！

最上級の皮革のみを使い、最高品質のレザーアイテムを生み出し続ける、1946年創業の「二宮五郎商店」。

国内・海外の名だたるブランドのOEMと、独自の世界観を表現したオリジナル商品を製作する、老舗レザーメーカーです。

今回は「株式会社二宮五郎商店」の代表取締役である二宮眞一様に、インタビューの機会を頂戴しました。

永く愛せる本物志向のレザーアイテムをお探しの方必見のインタビューレポートです。

ぜひ最後までご覧ください。

二宮五郎商店はどんな本革ブランド？魅力を紹介

二宮五郎商店の最大の特徴は、素材へのこだわりです。

最も人気の素材は、1905年創業アメリカ・シカゴの老舗タンナー「ホーウィン社」の革。

塩漬けせず鞣されるホーウイン社独自の製法により、もっちりとした感触がダイレクトに伝わる革に仕上がります。

裏地や付属部分など見えない部分まで100％ホーウィンの革のみで仕立てる贅沢な逸品は、革マニアにはたまりません。

他には、イタリア・トスカーナ地方の歴史ある植物タンニン鞣しの革、フランスの有名メゾンでも好んで使われる日本の豚革など…

世界中の革を知り尽くし、それぞれの商品に適した選りすぐりの素材が使われます。

株式会社二宮五郎商店はどんな会社？

株式会社二宮五郎商店は、国内・海外の有名ブランドのOEMと、独自の世界観を表現したオリジナル商品を製作するレザーメーカーです。

代表取締役の二宮様は、「材料から良いものを作り、丁寧に高度な技術で作るというのは普通です。
オリジナリティというのは、作り手の精神を感じてもらえるような商品のこと。」と語ります。

「日本に多くの外国人が来られて、日本の魅力を再発見してくれている。
　日本独自のおもてなしの作法を喜んでくださる。
　弊社の製品の至る所にも、そういう精神が宿っている。」

とのお言葉の通り、二宮五郎商店のものづくりは世界中から高い評価を受けています。

二宮五郎商店の人気アイテムを紹介！

二宮五郎商店の商品で外せないものといえば「風琴マチ」。

名刺入れや長札入れに使われる、50年以上前から継承されてきた職人技です。

丁寧に作った折り紙のようにマチ部分が外に造形されていて、紙幣や名刺を入れても端が折れ曲がったり汚れたりしません。

とある有名企業でも全社員へこの名刺入れを使うよう推奨されるほど、実用性と美しさを兼ね備えています。

長財布も紙幣を緩やかにゆったり出し入れができ、これ以上お金の居心地の良い財布はないといえます。

日本の伝統的な文化に着想を得た商品も、二宮五郎商店のスッピリットが詰まっています。

折り紙のように一枚革を折りたたんで仕立てた「KAWAORIGAMI」シリーズや、

革で「包む・結ぶ」を実現するために、80枚ほどの素材で試行錯誤し完成された「革風呂敷」。

革の魅力が最大限引き出された製品を永く愛用していくためには、メンテナンスが大切。

とはいえ、ホーウィンの革には、市販の革用クリームを使用するとかえってツヤが失われてしまうこともあるので要注意。

マイクロスエードやエクセーヌといった人工スエードで、優しく撫でるようにケアしてげると良いそうです。

経年変化で味わいを増すレザーグッズは、お手入れすることも楽しみの一つになりますね。

二宮五郎商店の地球環境保全への取り組み

二宮五郎商店は、「太陽光でミシンを動かす」という理念のもと、約11年前に太陽光設備を設置。

以来、会社で使われる電力の82.5％を太陽光で賄っています。

積算して28,399kg（成木換算2,028本分・石油換算14,310ℓ分）の二酸化炭素が削減されています。

天然皮革と人工皮革を長年研究し尽くした上で、製造に多量のエネルギーや費用を要する人工皮革よりも、食肉の副産物として最後まで使い切る天然皮革の方が間違いなくエコであると確信されている二宮様。

材料には、皮革業界の環境保護団体である「LWG（Leather Working Group）」の厳格な審査をクリアしたタンナーで製造された革を仕入れるなど、環境への配慮にもこだわりが感じられます。

株式会社二宮五郎商店まとめ：世界から高い評価を受ける最高品質のレザーブランド

環境への配慮、最上級の素材へのこだわり、日本独特の精神が反映されたデザイン、卓越された職人技。

あらゆる面に一貫した強いこだわりが込められた最高品質のレザーメーカーであることがお分かりいただけたでしょうか。

二宮五郎商店のオリジナル商品は、「藤巻百貨店」でお手に取っていただける他、公式ウェブショップも現在リニューアル中で、近日オープン予定とのことです。

今回は、株式会社二宮五郎商店の代表取締役　二宮眞一様に、インタビューさせていただきました。

日本にこんな素晴らしいレザーメーカーがあるということが誇らしい気持ちになるほど、”最高のものづくり”における強い想いが感じられました。

お忙しい中貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。