紙袋にそっくりな「革り小物Aster*isk(カワリコモノアスタリスク)」の「革袋」。
まるでクラフト紙のように見えますが、こちらは正真正銘の本革製品です。
今回は、「革り小物Aster*isk」の代表であり革小物職人のスズキミトさんに、インタビューの機会を頂戴しました。
- 2008年「革り小物Aster*isk」として活動をはじめる
- 2010年 クラフト学園卒業・一級講師を取得
- 2012年 墨田レザーパーティーにて皮革技術協会賞 受賞
- 2013年 世田谷区用賀に「革り小物Aster*isk」の工房を新設
- 現在、スズキさんのほかサポートスタッフ数名で運営中
「楽しんで育てますね」と喜ばれることも多い「革袋」の魅力を、お店のルーツとともに紐解きます。
ぜひご覧ください。
「革り小物Aster*isk」の「革袋」ってなんだろう?その特徴と魅力について
「これは革ですか?紙ですか?」
お店にいらっしゃるお客さんからもそう質問されることの多い「革袋」シリーズ。
もちろんれっきとした本革で、育てる楽しみに溢れている「革り小物Aster*isk」の定番商品です。
「紙袋のような革袋」「レジ袋のような革袋」の2種類があり、ユニークかつリーズナブルな品揃えを展開しています。
開口部のギザギザまでもが忠実に再現されていて、思わず触ってみたくなりますね。
「天然皮革の持ち味を出せる革であるということが、いちばんの革の魅力だと思っています」
スズキさんの想いのとおり、「革袋」には素材そのもののよさが全面に出されています。
エイジングによる変化をはっきりと感じられることが、「革袋」の特徴であり魅力です。
\「革袋」について詳しく知りたい/
「革り小物Aster*isk」はどんなお店?その店名に込められた想いとルーツ
「革り小物Aster*isk」では、「育てる革たち」をコンセプトに日常使いできる革小物を製作しています。
店名のAster*iskは、記号の*(アスタリスク)。
革小物が脇役として使う人を引き立てるポイントとなるように、という意味合いを込めて名付けられました。
スズキさんは、「子どもが幼いうちに何か手に職をつけられたら」と革教室の門を叩いたことがきっかけで革の道へ。
革教室に通いながらも、自宅ですぐに作業ができる体制を整えていきました。
やがてアトリエを構えますが、初めは「これだ」という商品もなく、オーダーを受けたり修理をしたりと何かと追われる日々を送ります。
そんな時、浅草橋の金具屋さんにて運命的な出会いがありました。
店頭に出ていたセールものの巻きの革を触った瞬間に、紙袋のイメージがパッと思い浮かんだのです。
まず触ってみて「これは何に向いているか?何っぽいか?」で革を選ぶ、という直感がアイデアに繋がりました。
試行錯誤の末、紙袋らしくリーズナブルな商品を目指すことにしたスズキさんは、傷などがある為に売り物にならない革に着目し商品化することを思いつきました。
使えない革をいかにして魅力的な商品にするか?
スズキさんのインスピレーションと環境への想いから、「革袋」シリーズのストーリーは始まったのです。
- 住所:〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-34-12-127
- TEL:03-6313-4383
- Email:kawarikomono@gmail.com
- Official Website
「革り小物Aster*isk」のおすすめ&人気商品
「革り小物Aster*isk」の商品は、誰もが日常使いしやすいデザインであることを意識して製作されています。
特に、「紙袋のような革袋」「レジ袋のような革袋」のシリーズは、年齢や性別を問わず幅広い方に愛用されています。
その他にも、ご年配の方から若い方まで男女問わず人気なのが「お散歩ポシェット」。
自分用に購入される方や、大切な方へのプレゼントに選ばれる方が多くいらっしゃいます。
クリアファイルの形にそっくりな「書類ケース」は、書類やタブレット入れなどにおすすめです。
サイズもA4、A5とありますので、用途に応じて選ぶことができます。
ケースとして活用しながら経年変化を味わえますので、革好きにはたまらないアイテムですね。
また、名刺入れや札入れとして活躍する「封筒型ケース」も実用的で人気の商品となっています。
「革り小物Aster*isk」の商品には、使う方それぞれがイメージを広げられる自由さがあります。
主に紙袋シリーズはセミオーダーもできるため、こだわりのサイズや形での注文が可能です。
なお、実店舗は金・土・日の週末のみの営業となっています。
公式ウェブストアからは24時間365日お買い求めいただくことができますので、ぜひご利用ください。
「こんな使い方がしたい」を実現できる革小物に出会うことができますよ。
\気になる革小物をチェック!/
「革り小物Aster*isk」の育てて楽しい「革袋」、メンテナンスは大変?
シンプルな本革で、育てる楽しみいっぱいなのが「革り小物Aster*isk」の「革袋」です。
「メンテナンスが大変なのでは?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、気になったときにオイルやクリーム、ブラッシングなどの手入れをするくらいで問題ありません。
丁寧に几帳面にスケジューリングして行なうよりも、ちょっとカサカサしているな、と気づいたときに手入れをしてあげることが大切です。
「うちの商品は、自分をメンテナンスするのと同じくらいの感覚で扱っていただければと思います」
革は自分の肌と一緒だと思うから、とスズキさんは教えてくださいました。
豚革でできている紙袋シリーズは、通気性がいい分、防水スプレーでバリアすることを保護の代わりとしています。
買いたてはパリッとしていますが、愛用するうちにクタクタの状態に変化していきます。
そのさまは、本当に使い込まれた紙袋のよう。
気楽にメンテナンスをしながら育っていく過程を楽しめるのもまた「革袋」の魅力の一つです。
\「革袋」、育ててみたいかも…/
「革り小物Aster*isk」まとめ:いくつもの繋がりを実感すること
「革り小物Aster*isk」の「革袋」の魅力について、お分かりいただけたでしょうか。
皮が革となり、商品になるまでの工程には、職人の他にも畜産農家やタンナーなど数多くの人が携わっています。
「革ってこうやって出来ているんだ、こんな風に商品になったものを私は使って色も変わってきているんだ、ということを知っていただけたら嬉しいです」
スズキさんは、生産・製作のバックストーリーを実感してもらえるような活動をしていきたいという熱い想いをインタビューの最後に語ってくださいました。
似ていたり同じように見えたりする革小物でも、それぞれに込められた想いは異なります。
あなたも、世界でたった一つの「革り小物Aster*isk」の「革袋」を育ててみませんか?
今回は、「革り小物Aster*isk」の代表であり革小物職人のスズキミトさんにインタビューさせていただきました。
お忙しい中貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
\日常をともに過ごす「革袋」をみつけに行く/